葬儀プチ豆知識🙏「香典」
こんにちは。朝晴天だったのに徐々に曇天となってきましたね😣
「木曜どうでしょう」担当の大前です。
今日はお葬儀関連について綴ってみようと思います😊
ここ数年、家族・親族で執り行う「家族葬」が浸透しています。
昔は、ご近所・友人や縁のある方みなさんに来ていただき、故人様を見送る「一般葬」が多かったかと思います。
「家族葬」が多くなったひとつの理由としては、葬儀を執り行う家族の精神的・体力的負担の軽減を望まれる方や、会社を退職してから数年たち、お付き合いも希薄となり葬儀参列の方が減少しているからだそうです。
「家族葬」の増加に伴い、香典・供花・供物をご辞退される方も多くなっています。
今回、【香典】についてピックアップしてみました。
皆さんは“香典の起源”をご存じでしょうか?
香典(香奠)とは、『香を供える』という意味があります。ここから転じて、香を買う代金「香典」「香資」「香料」になりました。
元来はお墓に『香花(樒)』を捧げたり、六種供養(仏を供養する「華」「塗香」「水」「焼香」「灯明」「飲食」の6種)に由来などいろいろとあります。昔は武士が金銭香奠、農村部では食料香奠(米など)をもちよっていました。そして段々と、金銭香奠が一般的に広がり今に至るそうです。
“香典の意味”も所説あります。
「食料香奠」の由来は、香が「仏の食べ物」という意味から転じて「食料」になったものとも考えられています。
葬儀の期間は、地域の方は喪家が振る舞う料理を食すため、自宅では食事をしなかったという話もあります。
地域の方に振る舞うことで、死者の成仏を願ったそうです。
「ホトケさんの供養になるから」というのはここからきているのかもしれませんね😄
他にも、「親族香奠」親族は多量の食料を提供したり、「村香奠」地域の方が自分が食する分をもちよったそうです。
葬儀を執り行うことで、家族の負担は大きくなります。【香奠】は少しでも家族の負担を減らすため、親族や地域の方みんなで助け合うための意味ももっていました。
また香典帳というものがあります。
これは葬儀の際に、香典を受け取った方の名前・金額が記入されており、いただいた方の家で葬儀が行われたとき、以前いただいた同等の香典をおくるということが行われています。香典は地域社会における、【互いに助け合う】という精神の表れでもあったのではないでしょうか。
最後に“香典の表書き”についてです。
皆さんが良く目にするのは「御霊前」ではないですか?
宗教それぞれ書き方がありますので、参考までに…
仏教葬儀の場合は、四十九日までは「御霊前」四十九日過ぎると「御仏前」と書くのが正しいと言われています。
ですが、同じ仏教でも浄土真宗という宗派の場合は、「御仏前」と用いる表書きです。
※亡くなった方は、死後すぐに成仏するという考えから、「霊」ではなく「仏」といわれています。
こうしたことから「御香典」「御香資」「御香料」は中立的な書き方になります。
他にも、キリスト教では「御花料」「献花料」や、神道では「御玉串料」など使い方があります。
事前に先方に宗派を確認しておくことが一番ですが、状況によってなかなか聞けない時もあるかもしれません。
その際は葬儀会社へ「どうしたらいいの??」と問い合わせして頂くのも良いかもしれません。
長々となり申し訳ありません😥
少しでも皆さんの参考になればと思います😊