日本人の細やかな心遣い
事務パートタイマーの玉置です。
WBCの感動 未だ冷めやらずというところですが、
侍ジャパンのおかげで日本人の細やかな心遣いが
世界から注目されています。
古来より人(先様)を大切にしてきた日本人の心
そのひとつ
私は20数年前より折形(おりかた)という、
紙を折って物を包む
日本の礼儀作法をたしなんでいます。
折形は、平安時代の頃より
進物を紙で包むようになり、
例えば赤飯に添えるごま塩包み、
お香を包む香包み、
金銭を包む金子包み、
花を包む草花包みなど、
現在は、慶事や弔辞の包みは封筒に変化していますが、
物を差し上げる時、
和紙を準備し
吉事には和紙を二枚合わせて、
凶事には一枚で作成します。
先様に思いを寄せて一折一折、折っていく。
一枚の和紙をはさみや糊を使わず折り上げていくことは
繊細な日本人ならではの心遣いではないかと思います。
時が経っても、
先様を想う日本人の心は変化するものではありません。
先様を想う心を手ずから作り、手ずから渡す。
さて、亡くなられた方をお見送りするのが弊社の仕事です。
ご依頼をいただくと
最初にお話を伺うプランナー、
セレモニーを進行するディレクター、
ご家族様や参列者へ心を配るアテンド、
その後に寄り添うアフター。
それぞれの仕事を担当されている
スタッフの皆さんの細やかな心遣いに、
脈々と受け継がれている日本人の心を
感じる日々です。