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風習「所変われば・・」

Publish :
2024.01.23
Category :
アスカだよりスタッフブログ

事務パートタイマーの玉置です。

 

日本のマナーは難しいです。

100人のしきたりの講師がいれば、100通りのしきたりがあり、

当然ですが自身が学んだことが一番と

誰も譲らないと聞いたことがあります。

私も日本の伝統の『折形』をたしなんでいますので、

そこそこうるさいです。

でも、前述の自分のしきたりが正しい・・

を聞いて考えるところもあり、

所詮人間が考えたことだとも思い、

「一般的にはこのようですが、地域のしきたりを見習ってください。」

と言うようにしています。

私は新宮市出身といっても、18歳でこの地を離れていますので、

学んだしきたりは関東のものです。

 

インターネット情報でも一般的は関東のしきたりが多く、

それ以外、たとえば関西の風習は

関西ではと、注釈がつけられているものが多いように感じます。

 

そういった意味で出身地でありながら当地のしきたりには戸惑うことも多く

お布施などお坊様にお渡しする包みの表書きに

〇○家と『家』をつけることも

薄墨で書くことも(一般的は濃墨)

アスカに入社して初めて知りました。

 

そういえば、当地は香典辞退の風習があり、

弔意の伝え方にとても戸惑いました。

 

弔問客に負担をかけたくない、

身内のみで静かに故人を送りたいという理由から

香典を辞退されることが多いと聞いたことがあります。

孫子の代になって、

後々のお付き合いが大変だからとも聞いたことがあります。

 

なるほどそういう考え方もあるのかと。

しかし、何も受け取っていただけないとお悔やみに伺い辛い。

以前住んでいた、長野県の南部(通称:伊那谷)では、

生活改善で、お香典の金額は

一家3,000円と決められていて、

村長さんも村民も皆一律に3,000円の香典を包み、

礼状と返礼品のみで香典返しはありませんでした。

なかなかさっぱりした風習だと感じました。

 

さて、『郷に入っては郷に従え』ですが、

 

やはり、お世話になった方のお別れには参列してお礼を伝えたい。

親族でも懇意な間柄でもない場合は、

長野県の例などは、双方に気を使わないので良いのではと感じます。

 

香典辞退も誰かから派生したものだと思いますので、

その風習はお悔やみに伺いやすいようになれば良いなと感じています。

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