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紀宝町・御浜町・熊野市(三重県)のお盆・初盆の準備と迎え方送り方

Publish :
2021.07.06
Category :
アスカだより

和歌山県新宮市の葬儀社 株式会社アスカフューネラルサプライです。

今回は、三重県の紀宝町・御浜町・熊野市周辺地域のお盆・初盆の準備や迎え方送り方についてご紹介します。

※宗旨宗派、地域により一部異なる場合がございます。

 

お盆とは

お盆の正式名称は「盂蘭盆会(うらぼんえ)」といい、サンスクリット語の”ウラバンナ”やペルシャ語の”ウラヴァン”が由来といわれています。

”ウラバンナ”とは逆さ吊りという意味で、お釈迦様の弟子が地獄で逆さ吊りにされたような苦しみを受けている自分の母親を救うため、お釈迦様の教えに従い徳を積み母親を救ったという物語が残されています。

のちに先祖供養の行事へと繋がり、現在の日本のお盆の形になったといわれています。

 

初盆とは

初盆とは、故人様の四十九日の法要が過ぎてから、初めて迎えるお盆のことをいいます。

初盆ではご先祖様の仏壇とは別に祭壇を作り手厚くおまつりします。

 

お盆の日付

当地域では、主に8月7日から8月15日(または16日)がお盆の期間とされています。

 

お盆・初盆の準備

お盆の前にはお墓を掃除して、ご先祖様をお迎えする準備をします。

お寺様に訪問の日時、または法要の日時を確認します。

お盆飾りやお供え物は、宗教宗派、地域により異なる場合がございますので、詳しくはお寺様にご確認いただくと確実です。

 

 

お盆飾りとそれぞれの持つ意味

お盆飾りには、ご先祖様や故人様をお迎えするためにそれぞれ大切な意味が込められています。

ここでは、代表的なお盆飾りとその意味をご紹介します。

 

盆提灯

お盆といえば、玄関先に吊り下げられた提灯を思い浮かべる人が多いのではないでしょうか。

提灯は、あの世からご先祖様が迷うことなく家に帰ってこられるように目印となる意味があります。

和紙で作られた提灯は水に濡れると破れてしまう場合がありますので、屋根のある場所に吊るしたり、雨の日は家の中に入れていただくことをおすすめしております。

 

石碑灯籠

石碑灯籠(せきひとうろう)は、お墓をかたどった紀南地方独特のお盆飾りです。

初盆の間、戻ってくる精霊に家で一緒に過ごしてほしいとの願いが込められているといわれています。

 

切子灯篭

切子灯籠(きりことうろう)は、六角形の形が魔除けの意味があり、災いを遠ざけるといわれています。

 

回転灯籠

回転灯籠(かいてんとうろう)は、精霊が通る道「盆道」を明るく照らし、迷わないようにする役目があるといわれています。

 

精霊馬・精霊牛

精霊馬(しょうりょううま)・精霊牛(しょうりょううし)は、キュウリやナスに割り箸やつまようじを刺して作るお供え物です。

ご先祖様があの世から帰ってくる時は足の速い馬に乗り、あの世に戻る時は足の遅い牛に乗ってゆっくり帰るようにという意味が込められています。

一般的にキュウリが馬、ナスが牛とされていますが、地域によっては逆の場合もあるようです。

 

 

お盆・初盆期間中のおおまかな流れ

迎え火

お盆の初日は、夕方玄関先で焙烙(ほうろく)と呼ばれる素焼きの皿などの上で、おがらや松に火を付けて、提灯とともに迎え火を灯すのが一般的です。

もともとはお墓で迎え火を灯し自宅へ持ち帰る習慣がありましたが、近年では自宅の玄関先で迎え火を灯すケースが多くなっています。

 

お供え物

お盆の期間中はできるだけ毎日、お霊供膳や故人様の好物などをお供えします。

地域や宗教宗派によりお供え物の内容や方法が異なりますので、詳しくはお寺様にご確認いただくと確実です。

 

送り火

お盆の最終日には、あの世へ無事に戻れるよう「気を付けてお帰りください」と願いを込めて送り火を灯し、ご先祖様を送ります。

紀宝町・御浜町・熊野市周辺の一部地域では、浜に並べた灯籠に銀滝花火を点火する「灯籠焼き」という初盆供養の習慣があります。

熊野市の七里御浜海岸の初精霊供養ではご住職による読経後、銀滝花火を点火。灯籠焼きが行われた後、追善花火が打ち上げられます。

また、熊野市の木本海岸では木や竹で作られた精霊棚に提灯を付け、海に流して供養するお盆の風習があります。

※宗旨宗派、お寺様により一部異なる場合がございます。

※写真は、2023年に紀宝町で弊社スタッフが撮影しました。

 

 

2022年合同供養祭・初精霊送りのご案内(あすか斎苑)

※2023年より、合同供養祭・初精霊送りは「熊野精霊流し(主催:熊野精霊流し実行委員会)」に体制が変更となりました。

 


※写真は2020年の合同供養祭・初精霊送りのものです。

 

初盆供養を迎えるにあたり、当社斎場「あすか斎苑」にて合同供養祭並びに初精霊送りを執り行い、初盆でまつられた石碑灯籠や御飾りの提灯などを供養させて頂いております。

式場では祭壇前に焼香所をご用意しておりますので、お手合せの上お帰り下さい。

今年の開催日時は下記の通りとなります。

 

【日 時】 2022年8月15日 午後3時~午後6時
【場 所】 和歌山県新宮市池田町1-2-19 あすか斎苑
【供養品】 白木位牌、石碑灯籠、提灯類

 

・灯籠、提灯類の電球、コード類はあらかじめ外していただきますようお願いします。(回収箱を用意しております)
・食べ物、生花のお供え物はお控えいただきますようお願いいたします。
・送り火はご自宅でお済ませください。
・ご予約は不要です。
・あすか斎苑敷地内 駐車場完備(約100台)

 

■2021年の合同供養祭・初精霊送りには、約100組のご家族様にご来場いただきました。

→2021年開催の様子はこちらからご覧いただけます。

 

※2023年より、合同供養祭・初精霊送りは「熊野精霊流し(主催:熊野精霊流し実行委員会)」に体制が変更となりました。

 

仏事サロン明日ノ空にてお盆用品展示販売

仏事サロン 明日ノ空では、6月から8月半ばにかけてお盆用品を展示販売いたします。

期間中は提灯や灯籠などお盆に必要なお品を多数取り揃えて、皆さまのお越しをお待ちしております。

 

 

 

仏事サロン 明日ノ空

住  所 〒647-0044 和歌山県新宮市神倉2-8-13
営業時間 8:00~18:00
駐車場  約2台
電話番号 0120-05-3456

お盆・初盆用品は、仏事サロン 明日ノ空にお任せください。

本社事務所と併設しており、祭壇設置など各種ご相談も承ります。

お気軽にご来店ください。

【本社】株式会社アスカフューネラルサプライ

 

 

■和歌山県新宮市のお盆・初盆については、こちらの記事でご紹介しています。
新宮市(和歌山県)のお盆・初盆の準備と迎え方送り方

■和歌山県東牟婁郡那智勝浦町のお盆・初盆については、こちらの記事でご紹介しています。
那智勝浦町(和歌山県)のお盆・初盆の準備と迎え方送り方

 

御供物のご注文 🤙 電話をかける 0120-05-3456